ふかす

必要な寸法より大きくすることです。

建築では様々な材料が取り合ってきますので、その取り合う部分の納まりを良くするために、ある部位を必要寸法より大きくすることが多々あります。

RC造では、耐久性の向上や納まり上から10mm~30mm程度「ふかす」場合があります。

配管等のスペースを確保するために、壁の厚さを厚くしたり、本来の壁に配管用の薄い壁を付け足したりします。

ex.

仕上げが変わる場所で10mmの段差が生じるため「ふかし」てフラットにする。
(通常の納まりだと仕上げ面に段差ができるので、必要寸法を確保した上で片方を10mm厚くし、仕上げ面が平滑になるように納める)